選挙に出るわけでもないのに、あちこちのパーティーに出てやたらと名刺を配っている人がいる。多彩な人脈が人生を豊かにしビジネスにも大きくプラスになると思い込んでいるような人たちだ。しかし、名刺の数と信頼できる友人知己の数は一致するわけではない。
この本は、ネットワークを広げようと焦っている人にぜひ読んでほしい一冊だ。人と知り合うためのマナー、長く交流するための原理原則を手ほどきしている。
青木氏は本誌を創刊したころはすでに「人間接着業」という肩書で全国を飛び回っていた。タイトルに「シニア世代は不良長寿で」とあるけれど、むしろ若い人たちに特にお薦めしたい一冊である。
（『かがり火』発行人・菅原歓一）
※この記事は、地域づくり情報誌『かがり火』196号（2020年12月25日発行）掲載の内容に、若干の修正を加えたものです。
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